1993春から、2006春から。[文章]

TPTは1993年3月30日、ゾラの「テレーズ・ラカン」リハーサル中のベニサン・ピットで、「背信」「あわれ彼女は娼婦」三作連続公演を発表、活動をスタートしました。そのときは、2006年3月に、「皆に伝えよ!ソイレント・グリーンは人肉だと」という長いタイトルをTPT54作目として紹介できることなんて、われわれもふくめ本当に誰ひとり思いもしませんでした。
しかも「ブログ」で、なんて。
TPTはこれまで“演劇論を舞台で書く”ということでやってきました。
コレは昭和の大劇作家北條秀司先生から生前に頂いた言葉で、芝居作りのエネルギーはすべて稽古に注ぎこめということだったはずですが、真意は酒場で呑んだくれて議論しても何も生まれないという戒告だったそうです。
デ、もはや筆不精の口実にはつかえないので、ブログをスタートします。
ここではTPTに集結する世界の演劇人のリハーサルの内外をカジュアルにレポートしていきます。
今、ベニサン・ピットには二人の風変わりなドイツ人が動き回っています。
ルネ・ポレシュはスゴイ、何でもアリで哲学スル、チェインスモーカー。
自作を他の演出家に演出してもらわないわけが少しだけわかってきました。
デザイナー、ヤニーナ・アウディックの東京リサーチは歌舞伎町のホストクラブ、ゴールデン街、アキバのメイドカフェetc.丸刈りのスイス人インターン、謎のマルセルも紹介してくれました。さらにキャストの木内みどりさん、中川安奈さん、池田有希子さん、長谷川博己さんの挑戦がスゴイ。
フーコー、ローラースケート、カラオケ、爆竹、絶叫、囁き、呻きetc.生き生きと知恵熱をたのしんでいます。
3月29日午後7時、ベニサン・ピット、事件の予感がします。

TPTのブログ、スタートのご挨拶にかえて、
門井 均。

2006-03-25 18:28 この記事だけ表示
 
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